DNSレコードまとめ

DNS(Domain Name Server)は、インターネット上のドメイン名をIPアドレスに変換するためのシステムです。DNSレコードは、ドメインに関する情報を提供し、様々なタイプがあります。

DNSレコード一覧

1. Aレコード(Address Record): ドメイン名をIPv4アドレスにマッピングします。これは最も一般的なレコードタイプで、インターネット上でサーバーを見つけるために使用されます。
2. AAAAレコード(IPv6 Address Record): ドメイン名をIPv6アドレスにマッピングします。これはAレコードのIPv6バージョンです。
3. CNAMEレコード(Canonical Name Record): 一つのドメイン名を別のドメイン名にマッピングします。これは、複数のサービス(メール、ウェブなど)を単一のIPアドレスに結びつける場合や、複数のドメイン名が同じサーバーを指すようにする場合に使用されます。
4. MXレコード(Mail Exchange Record): ドメインのメール交換サーバーを指定します。メールが送信されると、送信者のメールサーバーは受信者のドメインのMXレコードを検索し、メールを適切なメールサーバーにルーティングします。
5. NSレコード(Name Server Record): ドメインのDNSサーバーを指定します。これは、ドメインに関するDNS情報を提供する権限のあるサーバーを示します。
6. PTRレコード(Pointer Record): IPアドレスを対応するホスト名に逆マッピングします。これは主にIPアドレスからその所有者のドメイン名を見つけるために使用され、主に電子メールシステムでスパム防止の目的で使用されます。
7. SOAレコード(Start of Authority Record): DNSゾーンの権限を持つサーバーに関する情報を含みます。これには、ゾーンの主要なDNSサーバー、管理者の連絡先、ゾーンファイルの更新頻度などが含まれます。
8. SRVレコード(Service Record): 特定のサービスを提供するサーバーの場所を指定します。これは、特定のプロトコルやサービス（例：VoIP、LDAPなど）のためのサーバーを見つけるのに使用されます。
9. TXTレコード(Text Record): 任意のテキスト情報を含むことができるレコードです。これは、ドメイン所有者の検証、SPFレコード（メールの送信元を検証するためのレコード）、その他のサーバー指示など、多目的に使用されます。